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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第4章 歌姫の秘密と救出!


ホテルに着くと俺たちは月子さんと会い、LaLa(ララ)がどういう客になっているか聞く。


案の定、LaLa(ララ)はVIP客扱いで――――その手続きは全て叔母さんがしている。


もちろん、叔母さんもLaLa(ララ)と同じ待遇なんだって!


ちなみに露出を控えているLaLa(ララ)のアリーナコンサートを提案してきたのはマネージャーである叔母さんからだったらしい。


新しいイベントを考えていた時に持ち込まれた案件で、ホテル側はイベントの少ないこの時期なら――――と、返事を出したところ…二つ返事で答えが帰ってきた。


スイートルームの1ヶ月貸し切りとVIP客扱いの待遇――――…


コンサート目当ての客の入りを考えたらホテルの損はないと考え、叔母さんの要求を飲んだらしいが……滞在中の叔母さんの横柄な態度に従業員から苦情が出始めているとか…。


「まぁな…あの叔母さんの態度はマネージャーって感じはしなかったな…」


俺も、昨晩の来店の態度に「ん?」と、思う節は多々あったのだ。


食べ物は残す――――…

サービスで出したデザートはLaLa(ララ)のぶんまで食べる――――…

会計は部屋につけさせ――――…部屋で食べたいからと、月子さんお手製のかりん糖や揚げせんべい等をある分だけ全て持って行ってしまったのだ!


「これもサービスでいいわよね?
LaLa(ララ)が食べたって言ったら――――一気にバズるから、今後売れまくって感謝されちゃうかもだけどぉ~」


と、訳の分からない事をいいながら帰っていった。


LaLa(ララ)は申し訳なさそうに…唖然とする俺たちに頭を下げ叔母さんの後を追いかけて行ったのだ。





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