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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第18章 静かな憎悪が積もる…


携帯の画面をからでも分かる――――圧巻の生け花。


飛び出すような迫力と…色使い。


大きな花を包みこむ回りの小花たちが――――生き生きと伸び…画面から飛び出しそうである!



「どなた…の作品なの?これは?コンクール受賞者の?それとも海外の方の?
 素晴らしいわ!あなた!この方……我が門下の流派の流れでもあるわよね?どこの生徒さん?凄いわ!この方がシンメトリーの我が家の流派を完璧に取り入れたら――――…世界に通用する///お祖父様に並ぶ逸材になるやも!
 この方を天輝さんが指導したら!我々の松原の名も磐石なものになりますわ!」



画面から汲み取った情報は大樹も妻と同じ印象だった。


しかし、モヤモヤした何かが妻に賛同する事を拒んでいた。


「そこら辺の和食屋の生け花だろ?――――たまたま…と言うこともある…この一つではなんとも言えないな…」


「そうですね――――…ここの生け花はだいたい2日に一回変わるみたいなので……他の作品も送ってもらいましょうか?彼はこの生け花のファン見たいで…他の作品も有るかも知れませんからね」


本明は携帯を大樹から受けとると、早速連絡をした。



すると、すぐに何枚かの写真が送られてきた。



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