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「未來――――昨日は何本悪夢をみたの？最近…多いね」


テーブルの上のノートを開きながら四葉ちゃんが心配そうに私を見る。


「最近――――…事故や事件が多いのか…うたた寝レベルでも見ちゃう時があって…」


悪夢を見ると――――もちろん不安が私に溜まり…食欲だって落ちる。


「最近――――出張で…一人にさせちゃう事が多くて…ごめんね？」


「仕事は大事だよ？無理しないように頑張って！」


四葉ちゃんは最近仕事が入ると夜も帰ってこない…


家政婦さんも夜は皆帰るので――――一人になる。


静かな部屋に一人でいると――――余計な事を考えてしまう…だから…


テレビをつけたまま…ソファで夜は過ごす。


賑やかなテレビの笑い声に……何かを懐かしむ。



騒がしい――――せっかちな声…


落ち着いて――――私に支度を促す…声…





側で――――…“大丈夫だよ”と囁く…声…






テレビの中に…



その声を探してしまう。