
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第19章 女神の覚醒
「――――へ?」
道路にへたりこみ震える私が振り替えると――――早朝散歩をしていた老夫婦だった。
「あっ、えっと――――…あっ、と…ガスが…えっと…ガス…菅の…えっと…」
「えっ?ガスがどうしたの?」
「あっ!私――――あそこのアパートの物なんですが…ガスの臭いがして…臭くて…ガス漏れしてるかもって思ったら――――怖くなって飛び出してきちゃったんです!消防か…警察に電話したくても…慌てて携帯を落としてしまって――――使えなくて!ご近所のかたなら…電話してもらってもいいですか!」
ハァハァ――――一呼吸で捲し立てるように訴えた!
「えっ!ガス漏れ!?――――それは大変!」
奥さんが私の体を支えると、旦那さんがアパートの側に行き臭いを探る――――と、顔色を変えて戻ってきた!
「確かに!お嬢さんの言うとおり――――ガス臭い!ばあさん!電話かせ!」
旦那さんは奥さんから携帯を借りるとすぐさま電話をかけ始めた!
すると、通報から数分もしないうちに消防署とガス会社が到着し――――アパートの住人が外に出され…ガス漏れに対処し始めた。
