テキストサイズ

🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第20章 興味のその先


電話を切ると――――私は深いため息を吐いた。



――――初めて…だ…



まぁ、自分の“言霊”が完璧だとは一ミリも思ってはいない――――…解釈の違いで私の思い通りに動かない人間も要ることは知っている。


しかし、90%の確率で私の願った行動や、記憶改竄には成功していた。


「解釈違いの…子だった?いや――――今まで何回も“言霊”を使っているが…彼女は今まで解釈違いを起こしたことはなかったよな?」



――――何か…別の何か刺激を受けた?


松原 皇輝(まつばら こうき)の介入があったか?



いや――――それはない…


あの執着心の化け物である…黒羽がそれを許すわけがない。


未來ちゃんを家族から引き離すために…自ら復讐プランを立て…実行してしまうほどだ。


さらに――――動けなかったこの2年…立派なストーカーへと成長をとげた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ