🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第20章 興味のその先
当時は、老朽化が進んだ古い別荘の漏電事故だと思っていたが――――…
数年後、そこの持ち主である時田 和義(ときた かずよし) の妻が原因だと分かった。
亡くなった車イスの男性は、時田 和義の養子で――――…“言霊”研究に何年も身を置いていた…ことも後々分かる。
――――実験体に使われる?
そう思った瞬間…力の使いどころを見極めないと…と、思った。
が、会社を立ち上げ…人と関われば関わるほど…“言霊”の力に頼っていたのも…事実。
しかし、私の力を誰も疑わず…
この年まで来てしまった。
そして、ふと――――…
「私の他に――――このような力のある人間がいるだろうか?会ってみたい…」
と、思うようになり…
力を使って…探し始めたのがきっかけだ――――。
そして、力のある人達が家族から、社会からどのような扱いを受けているのか……目の当たりにした…。