🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第20章 興味のその先
そのほとんどが…家族からの虐待…冷遇…爪弾き――――円満に過ごしている人もいたが…
力のことは家族には内緒にしていたり…
と、能力者の生活はひどいものだった。
力を暴走させ――――…家族を危険な目に会わせていたり…
無意識に能力を使い――――周りに不快な思いをさせたり…
自分の力をうまく使えない者もいた。
力はピンからキリ。
私のように目に見えない力を使うものもいれば…
物理的に攻撃の出来る者もいた。
私が会いに行ったとき…家の柱にぐるぐる巻きにされ…殴る蹴るの暴力を受けていたものもいたし…
“幻覚”能力のあった少女は――――麻薬代わりに親にその能力を使われ…何人もの男と強制的に肉体関係を強いられていた。
15歳で妊娠させられ…腹を殴れては流産させられる…
さすがに――――…その子の恨みは大きく…
「私の夢は――――親と私を抱いたオヤジども全員の死だ!殺してやる、殺してやる、殺してやる、殺してやる、殺してやる!殺してやる!殺してやる!!!」