🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第20章 興味のその先
まぁ、それよりも――――私が…人の死や…不幸に興味を持った結果…
だとも言う。
人はいつか死ぬのに――――…
事故や事件…
意図的に殺すものの多いこと。
悪意、善意、無意識――――それだけでも…多いこと。
全て――――見てみたい。
見てみたい。
人の死に直面したい。
人の最後を――――…見てみたい。
赤黒い血の溜まりが…生きていた人間の証。
もっと――――…見たい。
そんなとき現れた…
“死だけを予知する…夢見人”が、いると聞いた。
最初は、一人の主婦のブログの呟きだった。
『主人の死を予告された!』
『気持ち悪い!』
『あの子は化け物だわ!』
蓋を開けたら…
その主婦が自分の旦那を事故に見せかけて殺す予定だったのを――――…言い当てられ…テンパり…「気持ちの悪い子」を、定着させるために問題を大きくして…彼女を孤立させた。