🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第21章 夢の花
『爆発…テロ?それとも…怨恨?』
『知らない――――…来たときには…こうなってて…廊下の方から悲鳴が聞こえた』
犯人がいるってことだ――――…
『なぁ、俺――――動けないんだけど…君は動ける?』
花にそう言われ…足を動かす……すると、前は固定されていた足が――――スッと動いた。
『動くじゃん……なら、俺を連れてあちこち見てくれよ』
――――目の前の花は地面から…生えている訳じゃない?!浮いていたのだ。
『いいけど――――…枯れない?』
『分かんねぇ…枯れるかもな』
怖いことを言うなよ…と、思ったが…私はオレンジの花を手に現場を歩いてみた。
『廊下――――…今どうなってるか見せて?』
『うん――――分かった』
私は、花を片手に廊下に出た。
場面が変わるからか……視界がグニャリと歪み…斜めの壁が目の前に来た!