🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第21章 夢の花
しかし、ホッとした後に“モヤッ”とした何かがひっかかり…自分のすべてを曝け出す事には抵抗がある。
「そう言えば…未來ちゃんは何でガス漏れの現場にいたの?」
「えっ――――と、何でって…悪夢を見て……助けないとって……って思ったら…部屋を飛び出して…」
「裸足で――――…外に…出たら危ないよ?靴は?履いて出る余裕がなかったの?」
四葉ちゃんは心配そうに私を見つめる。
「うん――――ごめん…何か無我夢中で…」
四葉ちゃんは私が食べるのをやめたスープに少し困った表情を見せると…「そっか…」とだけ言った。