🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第22章 繋がる違和感
とっさに未來ちゃんの腕に抱かれた俺は『うわっ!』と、結構、情けない声を上げてしまった。
『お花さん――――…大丈夫?』
『だ、大丈夫!』
周りをみると…煙が消えかけ…何が起きたのか見えてきた。
『爆発…?』
『何かが爆発して――――二人…巻き添えになった……みたい』
すると、今度は廊下が騒がしくなる!
『廊下?』
俺を手にした未來ちゃんはそっちに向かう!
と、誰かが取り押さえられてる!
『え――――っと、解決?』
爆弾魔が捕まった?しかし、犯人は暴れもせず…死んだ目の状態で床に押しつけられ…微動だにしない。
『あれが――――犯人?』
未來ちゃんはビクビクしながらも犯人の前まで俺をつれていく。
『――――やっと…やっと…///ありがとう…ありがとう』
――――は?
ブツブツ言う犯人の声…
周りの人は聞こえないみたいだ――――が、俺には聞き取れた。
『これで――――俺は人として裁いてもらえる…俺は人間だ…人間だ…』