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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第22章 繋がる違和感


 井金 清人(いがね きよひと)は、細身のなよっとした…ガチムチ十勝の半分もない線の細い男だった。


見た目から自信が無さそうな…人の目を気にしてか前髪は長く自分の視線を隠しいるからか表情が見えない。


色白で――――…十勝とは真逆の人種だ。



「君――――顔色が悪いが…大丈夫か?」


十勝が井金を心配そうに覗き混むが、サッと背を向け「大丈夫です…」と、か細い声で答えた。


「つ~か、十勝さんが入るとこのブースちょっと狭いっす!」


「すまん――――今朝パンプアップし過ぎたか?」



朝からなにしてるんすか…っ~か、スーツ着るのに…パンプアップしてど~すんだよこの人は…。


俺は、狭くなったブースにため息をつきつつ…井金の座る位置から向かいあうように座った。



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