🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第22章 繋がる違和感
「えっと…僕に……何の話ですか?」
うつむき、自信なさげに話を切り出したのは――――早くこの時間を終わらせたい井金だった。
「――――えっと…まず…前提として――――俺は、敵じゃない!お前の…えっと井金さんの…見方って…訳でもねぇ~…」
何て言ったらいいか分からず…俺は、とりあえず「無害ですよぉ~」と、アピールするため話し出した!
が、出だし無茶苦茶だったのか…「え…?」と、井金は早速俺を警戒し始めた。
「あっ、わりぃっす!えっと、警戒しないで――――えっと、俺は、井金さんが…すげえ…酷いことをされていいるのを知った……っつ~か…見たって言うか…」
「見たっ…って――――まさか!僕の…ど…動画…とか?出回って……!?」
“見た”と言う言葉から――――獣に蹂躙されている姿を動画に撮られ…それを見た者だと思われた!
井金はとっさに身を縮めて十勝を睨んだ!
――――あ~…ですよね…ど~考えても…君を拉致して蹂躙しそうなのは…こっちのデカイ見た目の十勝ですよね!