🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第22章 繋がる違和感
「で――――何か…見えたんですか?」
井金は俺とハンカチを見ながら怪しい人を見る目で聞いてきた。
「あっ、はい!バッチリ!――――えっと、昨日の晩御飯は…さばの味噌煮!サラダにトマトが添えられてた、苦手なのに頑張ってトマトを食べたのにハンカチは注目してた!
後は~…外出先でトイレに三回も行ったのに――――何故かこのハンカチで手は拭かず…別の無地のハンカチで手を拭いている!」
「なんと!別のハンカチもあるのか?」
別のハンカチの存在を言い当てられた井金はビクッと体を固くした!
「まぁ、そのハンカチで…トイレ後の手は拭けないよなぁ~、だってそのハンカチ…中学の時に気になる女子からもらったものだからな!」
「///なっ!なんで――――!?」
ドンピシャに言い当てた俺の手からハンカチを奪い取ると井金は焦ったようにハンカチを胸にギュッと握り俺の目を真っ直ぐ見た!
――――お、やっと顔全体が見えた…
おうおう?…意外にも綺麗な顔してんじゃん!