🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第4章 歌姫の秘密と救出!
「今日の今日で来ないかぁ~…」
閉店間際――――俺は、厨房から店内を見つつため息を吐く。
「あんな言い方で…来る方がおかしいのかも……、皇輝さん怖かったし…」
――――え!?俺…怖かったの?
「え~マジで?脅迫してるように見えた?」
確かに…こんな見た目の男がドンドンと、スイートルームの扉を叩いているのだ…怪しさマックスか!?
「でも、あ~でもしないと……」
未來ちゃんのダメ出しを聞きながら俺は、ガックシと肩を落とす。
と――――…その時…
「あのぉ~まだ、やってますか?」
店に入ってきたのは…歌姫LaLa(ララ)だった!
閉店間際で店を閉めようか――――と、片付けをしていた俺たちの手が止まった!
「だ、大丈夫です――――どうぞ!」
未來ちゃんは笑顔でLaLa(ララ)を席に案内した。
――――やべぇ~…未來ちゃんの満面の笑顔…可愛いんですけど!って、LaLa(ララ)も…相変わらず可愛いなぁ…
バッチリメイクで少しだけ派手な印象ではあるが…
「あのぉ~…この前…頂いた親子丼……って、出来ますか?」
「ん?汁だくの親子丼っすね!大丈夫です!作ります、お待ちくださいね!」
俺は、テンション高めにOKを出すと、仕事をし始める。