🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第4章 歌姫の秘密と救出!
「お、お待たせしました――――…」
未來ちゃんがLaLa(ララ)の前にトレイを置くと、少しだけ笑った。
「召し上がれ」
月子さんがそう言うと、LaLa(ララ)は木の匙を持ち食べはじめた。
LaLa(ララ)はサラダや味噌汁などには目もくれず黙々と親子丼を食べる。
「美味しそうに食べルっすね!嬉しいっす」
俺は、厨房を片付けるとカウンターに出た。
すると、俺を見てLaLa(ララ)が遠慮がちに頭を下げた。
その後は、無言で親子丼を食べるLaLa(ララ)の姿に――――何故か俺たちは癒されていた。
もちろん、人見知りの未來ちゃんも食べ終わる頃には彼女の姿を見てホッこりしている。