🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第25章 強い男
「俺は君が…どんな目にあったか知らない――――…あの青年に何が見えているのかすらも分からない!
だが、復讐したくなるほど君は…追い詰められ逃げられなくなっている……そんなの私は見逃せない!私は刑事だ!地獄に落ちると分かっていて――――なにもしないなんて……それこそ……私が後悔する!」
刑事さんは僕の肩をガシッと掴むと視線を自分に合わせるように僕を自分に向かせ見つめた!
――――で…デカイ!?
筋肉を育てている…的なことを前にメトリー男が言っていたが…
人間が、ここまで筋肉を育てることってできるのか?と、思ってしまうほどだ。
「少年よ――――…私に全て話してみないか?
私のかってな考えだが――――君は…誰にもこの状況や…今までの事を話したり、相談したり出来なかったんじゃないか?
声に出して…“辛かった!”と、言えれば…ここまで自分を追い詰めなかったのでは?」