🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第25章 強い男
「井金――――…よく頑張ったな…偉いぞ。
一人でよく耐えた。もう、大丈夫だ――――今はゆっくり休め」
抱き締められ…ゆっくり、ベッドに横に寝かせられる。
柔らかいスプリングのベッドが僕の背中をやんわりと包む。
刑事さんは俺を抱き締めたまま、一緒にベッドに横になる。
頭を撫でられ――――背中をトントンされ…僕は、さっきまでしていたイライラや、モヤモヤが薄れていくのを感じる。
「刑事さん――――」
「うん、安心しろ――――目が覚めるまでこうしててやるから…」
分厚い刑事さんの二の腕と胸板に挟まれ…少し窮屈だと思ったが――――…
狭い空間で生活していたからか…変に落ち着く。
「――――ありがとう…ございま…す」