🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第25章 強い男
「ん――――…ん…」
少し息苦しさを感じ目を開けると――――…
いまだに、大男の刑事さんに抱き締められていたことに驚く。
部屋には時計もなく…窓すらない――――…
今が何時なのかもわからない。
あれから、どのくらい…時間がたったのだろうか…
「刑事さん……」
「ん――――…ん~、起きたか?少年よ」
――――少年よって…僕はそんなに若くは無いんだけど…
「あっ…はい……今――――何時…なんでしょう…」
「ん?時間か――――10時だな!」
――――10…時?
「ハハハ!そんな驚いた顔をするな!かわいいぞ!」
「可愛くないです!つ――――か、10時!?僕…そんなに寝てたんですか!?」
「あぁ、ぐっすりだったぞ!――――最近…ちゃんと寝れていなかったのだな?こんな、エロい場所だがぐっすり寝れて良かったじゃないか!」
――――た…確かに…最近…寝ていなかった気がする…けど…
なんか、この刑事さんに“エロい場所”とか、あっけらかんと言われると…
気が抜ける。