🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第25章 強い男
しばらく、刑事さんに抱きしめられていると…
コンコンと扉をノックする音が聞こえ…
筋肉ハグから解放された。
解放された瞬間、ホッとしたと同時に…少し寂しさも感じた。
誰かの体温をこんなにも身近に感じていたことなど今までなかった気がしたから…。
「いらっしゃい、待ってたよ」
刑事さんが扉を開けると、「うっす!」と、あのサイコメトリー男が入ってきた。
――――と、その後ろにフードを深く被った人も入ってきた。
「連絡が来たときはマジでビックリしたし…解放されてからは頭がハッキリとして清々しい気分だ!」
二人を部屋に招き入れると刑事さんは嬉しそうにフードの人物の肩をバシバシ叩いた!
「いっ、痛いです!」
――――ん?女性?
声が高く…僕はフードの人物を女性だと判断した。