🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第25章 強い男
「しっかし――――なんでラブホなんすか?昼まっから……テンション上がるっす!」
「そうだろう、そうだろう――――青年はこういう場所好きだろ?」
刑事さんの軽口にサイコメトリー男が軽口で返す。
なんとも……変な光景である。
「あっ、は…始めまして?」
フードの女性が騒がしい二人から離れると僕の方に近寄り挨拶をした。
声の質から――――やっぱり、女性だと判断した。
「あっ、え?なんで――――…疑問系かは分かりませんが…多分、はじめまして……です」
「大丈夫でしたか?十勝さんに何もされてません?」
――――あっ~刑事さんの名前…十勝って、そ~言えば聞いた気がする。