🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第26章 魔法が解ける――――…
「黒羽おちつけ!大丈夫だ――――…井金が動いた、アイツの行動を阻止したいなら未來ちゃんは現れる!」
「井金が――――…やっと…アイツ………どんだけ…のろまなんだ!」
私はイライラを今度は井金に向けた。
約1ヶ月だぞ!
鍵を渡して――――…どんだけ悩むんだ!
トラウマを植え付けられた相手を殺すなんて――――…朝飯前だろ!?
「――――分かった…井金と接触したら…未來ちゃんが見つかるかもしれないし……」
「あぁ――――結局のところ…未來ちゃんはお前がいないとダメなんだろ?なら、お前の元へ帰ってくるって!」
――――そうだ…その通りだ…
ボスが私にくれた……
私の宝物…。
気高く美しい――――…長い黒髪の少女…
高校時代の私を救ってくれた……
天使。