🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第26章 魔法が解ける――――…
「こ、これで…僕の――――黒い歴史は消えますか?ちゃんと…ちゃんと…」
「ええ、我々が持っているデータも…彼らが持っていたメインデータも…復讐が終わりしだい削除します」
もちろん、嘘ではない。
我々はそう言うところはしっかり、しているのだ。
「け…け、消さないでください――――…そのデータを証拠に……僕は…彼らをちゃんと…裁きます…」
「――――は?」
こいつ…何を――――?
何を言い出すのか…と、あっけに取られていると…
背中からゾクッと…視線を感じた。
慌てて後ろを振り向くと――――――――そこには数人の…人影が見え…
自分達が囲まれていることに気がつく!
「黒羽――――逃げるぞ!」
「ちょっ、――――!」
とっさのことに足が動かなかったが!戸次に腕を引っ張られ!反応できた!
が――――…公園の入り口…柵の外…
身構える人影が…我々を包囲していた事が分かった。