🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第26章 魔法が解ける――――…
「戸次、黒羽――――…お前らは包囲されてるし…逃げれないぞ!」
「なっ――――どういう…事…だ!?」
大きなからだの男が人影から前にでる。
――――警察?
十勝だ――――…
印象深い体格がサイズのあっていないスーツを圧迫している。
「なんで――――警察は…我々に対して動けないはずじゃ…」
近づく十勝と距離を取るも――――…すでに逃げ場がない我々は身構える。
「難儀したよ――――…“暗示の解除”」
――――は?“解除”……?
その言葉に…私は、井金に視線を向ける!
と、井金の隣に並ぶ二つの影に…血の気が引いた。
「――――未來――――ちゃん……?」