🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第29章 力の代償と神様
「うっす…」
俺は、中央の机の上にポツンと置かれた爆弾に手を伸ばした。
俺意外は、防弾ガラスから様子を伺っている。
「死ぬときは俺だけってかぁ~」
トホホと思いながらも――――製作時一番触るであろう場所に目星をつけて触った。
すると――――――――…
グワッ!と、爆弾の記憶が俺の中に流れ込み…
見えていない……右目に記憶を映し出す。
パッ、パッ――――…
パッ、パッパッ…
記憶は、新しいものから流れてきた。
案の定、ここに置かれ動けない状態の記憶から始まった。
次は、ロッカーから取り出された記憶…
その次は…閉ざされたロッカーは暗がりで…真っ暗な世界を見せられた。
…ロッカーに入れられる時の記憶。
――――…そして、完成したときの…記憶…が、俺の右目は見ていた。
「こいつか……爆弾作ったのか…」
部屋一面に、色々な図鑑が部屋を埋めつくし足の踏み場もないような場所で爆弾は生れた。