🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第4章 歌姫の秘密と救出!
「あのぉ~…」
悩んでいる月子さんの隣で、未來ちゃんが遠慮がちに手をあげた。
「ん?どうしたの?未來ちゃん」
おどおどしてる未來ちゃんもこれまた可愛いから好きっす!
「結局――――歌わないのなら…、“引退宣言”しちゃえばいいのでは?」
――――あ…
「――――あら、その手があったわね!」
月子さんが「それ!」と、手を打つ!
――――な、なんで、そんな簡単なことを思い付かなかったんだ!
確かに、もう歌わないってLaLa(ララ)が思っているなら…“引退”や“卒業”って感じで歌の業界から足を洗えばいいのだ!
「で、でも―――僕、祖父母の家に住んでるので……叔母さんと離れることが出来なくて…、引退したら僕の扱いがもっと酷くなりそうで怖いです!」
「もう、この際――――留学でもしちゃったら?宗性(そうしょう)君ハーフなんだし、海外に行ったとしてもおかしくないわね?」
「おおお~言われてみれば!逆に何故に今までの日本にいたんだって…感じだもんな!」