🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第31章 【最終章】兄弟――――松原家
「はあ?お前が――――じいちゃんを引退させたよか!?
よく、了承したな――――特に父さんは…肩書きにこだわる人だ…じいちゃんの引退に納得しなてないだろ?」
「あぁ、今でも引退や当主の件ではもめてる――――…でも、これ以上は俺が無理でさ……。
お祖父様は、納得してるし――――新しい華道の世界を見たいって逆に元気になったかもね」
俺は、ピリピリムードの父と新しい世界に飛び込もうとしているじいちゃんとの温度差にため息がでた。
すると、談笑が終わった父が俺たちの方へ足を向ける。
「げ!親父が来る――――できれば会いたくねえ~んだけど?」
「大丈夫だよ兄さん――――俺がついてる」
キャッ!頼もしい!
なんて、いってる場合か!?親父はすぐ目の間に来て俺を睨み付け見上げた。
俺の方が背があるのに…親父は昔のように俺を見下し睨み付けたいのか…距離感がバグっている。