🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第31章 【最終章】兄弟――――松原家
「天輝様!」
すると、後ろに控えていたダークマンがサッと天輝と親父の前に割り込み――――…
親父を掴み――――…投げ飛ばした!
「ぐっぁ!――――ぐっ…あああああ!」
会場中に響き割った親父の悲鳴とうめき声に、周りの客も慌ただしくなる。
「天輝様――――大丈夫でございましたか!?」
ダークマンは親父を投げ飛ばしたてすぐに天輝に駆け寄る。
「あぁ――――野口さん…ありがとうございます」
支えるように天輝の横に寄り添うダークマンは――――立ちあがって再び襲うかもしれない親父を鋭い眼光で睨む。
が――――親父は…会場の床に突っ伏したまま…うつ伏せでピクリとも動かない。