🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第32章 エンドストーリー
『なぁ、そろそろ地獄に行かないのか?』
『やっぱり…私の行き先って――――地獄なのか?』
どう考えてもそうだろう――――だが、彼は地獄は行きたくないらしく、ここにしがみついている…。
『ここは――――私の始まりの場所だから…ここにいたい……ずっと――――』
――――困ったなぁ…
俺はこのまま汚れを纏い…ここにいることとなるのか――――と、大きくため息をついた。
「※ベガサスさ~ん!ここ!ここの場所ですよ!サイトの書き込みで、ここを通る度に息苦しくなるって場所!」
「ちょっ、白馬(はくば)…歩くの早いって!」
俺の土地に――――人が入ってきた…
肩にネコ又を乗せ…後ろからヒーヒー言う男を手招きしている。
「うわ!だいぶ…侵食されちゃって…これじゃぁ…新米の土地神様は身動き出来ないだろ~よ?」
後ろから遅れてきた男性は派手なアロハシャツを身にまとい…俺の様子を見ると困ったように頭をポリポリとかいた。
※【連鎖の尻尾】の登場人物。
YouTubeでオカルト配信をしている祓い屋。