
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第5章 宝のゴミ
「未來ちゃんってさ……」
――――ん?
ホテルをでて少し歩いていると、皇輝さんが私に声をかけた。
振り向くと…ちょっと、膨れた頬に首をかしげる。
「なんですか?――――なんか手狭に不機嫌ですか?」
「不機嫌…です!未來ちゃんって……枯れ専っすか?なんか、夜の守衛さんに優しくないっすか?」
「は?――――枯れ…専?って…なんですか?」
私が訳の分からない単語に悪戦苦闘していると皇輝さんが悔しそうに顔を手でおおう。
「年配の男性――――しかも、少しくたびれ感のある男性の事ですよ!」
「そんな…ジャンルがあるんですか?」
いろんなフェチが有るとは知っているが…“枯れ専”って知らなかった!
