テキストサイズ

🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第5章 宝のゴミ


――――その日の夜の…


夢を見た…



ごちゃごちゃした…足の踏み場のない…




ゴミ収集車の…なか?



全てゴミに囲まれた空間。



頭の上にも――――下にも…



苦しい…



押し潰される…




ゴミに――――押し潰される。



でも、そこには私しかいない…



いつもなら、事故や事件などが目の前で起こるのに…



今回の夢では――――…私しかいない…



私が…“死”の対象なのかな?



いや――――違う…私は…そのゴミの中にいて…いないのだから…



でも、なんだろう――――この息苦しさは…



音も…聞こえない…



臭いも分からない…



明かりも…ない。



ここは――――…ゴミの中…



まるで…


自分もゴミになった気分だ……。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ