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ペニクリを愛して

第2章 ニューハーフの扉


お尻の穴にたっぷりの
スキンクリームを塗りたくって
歯ブラシを突っ込むと
なんとも言えないエクスタシーが来るのを
そのうち覚えてしまいました。

枕元に男性ヌードグラビアを拡げて
逞しい肉棒で
アナルを犯される事を妄想しながら、
スマホ画面で女性ヌードを見ながら
ペニスを擦りました。

男性に突かれながら
ペニスで女性のおま○こを突く事に
めちゃくちゃ興奮しました。

もうこの頃には
自分が男なのか女なのか
頭が混乱していました。

そんな胸の内を親友の翔大に告白すると
「俺には理解不能だよ」と突き放され
いつしか疎遠になりました。

ただ彼と最後の会話で
「もうこうなったら、
ニューハーフにでも
なっちまったらどうだ」と言われたことが
いつまでも頭の中にありました。


この一言がきっかけで
私は高校を卒業すると
バイトに精を出して
お金を貯めて
豊胸手術を受けることにしました。

その事を両親に告げると
父親からは勘当を申し渡されました。

ただ母だけは
「なんとなくあなたがお腹にいてるときから、
この子は女の子だろうと思っていたわ」と
泣きながらも理解してくれました。

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