ペニクリを愛して
第4章 運命の再会
私は当日、
少し早めに
ハンバーガーショップに到着して
彼女を待ちました。
約束の時間ちょうどに
彼女はお店にやって来ました。
私と目が合ってからも
彼女はキョロキョロと
店内を見渡しています。
『あ、そうだ…
私、以前と違って化粧してるんだったわ』
おまけに学生時代から数年が経っていて
一度しかお会いしていない相手だから
わからないのも無理はなかった。
「先輩!ここです!」
私は立ち上がって先輩に手を振りました。
先輩は怪訝そうな顔をしてこちらに近づき、
「あの…あなたはどなたかしら?
私は後輩の男の子と
待ち合わせしてるんだけど」
と私を不審者を見る目で訝しがりました。
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