
短編 姉と弟 世界で一番身近な女
第2章 姉のご帰還
姉との入浴を拒否する大介を無視して
姉の紗希はバスタブに侵入してきた。
「ちょ、ちょっと!!」
小さなバスタブに二人は狭すぎる。
紗希がバスタブに浸かると
お湯がナイアガラの滝のように
洗い場に流れた。
「あ~~!もう!!
お湯がもったいないだろ!」
大介は少しでも流れ出るお湯を減らそうと
中腰の体制を取った。
「あ~、気持ちいいねえ~♪」
紗希が感嘆の声をあげながら、
大介に抱きついてきた。
じゃれるなよとばかりに、
大介は紗希に背を向けた。
「なに恥ずかしがってるのよ」
かわいい私の弟と言いながら
大介の背中にピッタリとくっついた。
背中に紗希の乳房のボリュームが伝わる。
『ね、ねえちゃんって…
すげえ巨乳だったんだ…』
洋服の上からでも
胸が大きいのはわかっていたが
こうやって密着されると、
それが生々しく実感できた。
