短編 姉と弟 世界で一番身近な女
第1章 姉と弟
『ああ…こんなオナニーじゃなく、
本当の女とやりてえなあ…』
一発抜いて気持ちの昂ぶりが静まった大介は、 いよいよ挿入シーンに差し掛かるAVを
ボーッとしながら眺めていた。
それから数時間が経過した。
大介はエアコンを強冷にしたまま
いつのまにか眠ってしまったようだ。
素っ裸の体は芯から冷えきっていた。
大介は寒気を感じて目を覚ました。
途端にブルルと体の震えを感じた。
「いけねえ…風邪ひいちまうよ」
バスタブに湯を張り、
とりあえず冷えた体を温めることにした。