白い飛沫(しぶき) ~初恋物語~
第6章 里中美智子
ただ、順也の性の進歩は著しい。
近い将来、きっと抱きたい、
挿入したいと言ってくるだろう。
そうなったら・・・
実は、私はまだ処女。
初めての男は経験豊かな男がいい。
順也にはあげることができない。
求められた時が、
この甘い関係の終焉を迎える時だ。
ならば、順也に求められる前に、
女になっておきたい。
そうすれば、順也を拒む理由は無くなる。
甘い関係を解消する必要もなくなる。
私を女にしてくれる男・・・
経験豊かな若い男・・・
誰がいいだろう・・・。
化粧をして、
大人ぶった衣装で夜の街に出れば、
誰かが声をかけてくれるだろうか。
だめだ。声をかけてきた男が
経験豊かで上手とは限らない。
そうだ!従兄弟の良明なら・・・
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