白い飛沫(しぶき) ~初恋物語~
第8章 里中美智子の従兄弟 良明
「いいのかい?」
良明は念のために聞いてみた。
コクンとうなずく美智子…
「もう経験済み?」
ウウンと首を振る美智子…
「初めて?」
恥ずかしそうにコクンとうなずく美智子…
「俺にバージンをくれるっていうの?」
コクン、コクン
今度はしっかりと二度
首を縦に振る美智子…
もう一度俺は聞いてみる「いいのかい?」
コクン・・・
大きくハッキリと意思表示のために
首を縦に振る美智子…
俺は心の中で股間のジュニアに囁きかけた。
『喜べ!バージンだぞ』
気が変わらないうちに
美智子をラブホに連れ込んだ。
「どうだい。想像していたとおりかい?」
部屋を物珍しそうに
キョロキョロを眺めている美智子に
後ろから良明は声をかけた。
「もっと淫靡な感じだと思っていたけど、
意外とキュートな感じね」
「忘れられない思い出の部屋になるんだぜ」
後ろからやさしく美智子を抱きしめ、
胸を揉んだ。
「やん、いきなり?」
「ここではやることは一つだぜ。」
「だめよ。女はねムードが第一なんだから」
おおっとそうだった。
美智子(こいつ)は見た目とちがって
案外ムード派だったっけ。
仕方ない、
じっくりと時間をかけて抱くとするか。
『もう少しの辛抱な』と
ジュニアに問いかけてやった。