白い飛沫(しぶき) ~初恋物語~
第8章 里中美智子の従兄弟 良明
「美智子・・・」
良明は美智子の前に回りこみ
軽い接吻をしてやった。
「外は暑かったから汗をかいたろう?
一緒にシャワーで汗を流そうか?」
「うん。そうする。脱衣室はどこかしら?」
そんなもんないに決まってるじゃん。
「ここで脱いでいくんだよ」
「なんか恥ずかしいな・・・」
「大丈夫。
美智子の綺麗な身体を早く見せておくれ」
俺に背を向けて、
美智子は一糸まとわぬ裸体を俺に見せた。
テニスで日焼けした手足と
太陽に晒さない背や臀部の
白さのコンストラストが眩しかった。
バスルームに消えた美智子を見送った後、
良明もすばやく着衣を脱ぎ捨て
美智子の後を追った。
「見てー良明!
このお風呂、ジェットバスだよ・・
ねえ、バスタブにお湯を入れて」
「ああ、いいよ」
お湯が溜まるまで
二人はシャワーで汗を流し合った。
シャワーの飛沫を浴びながら抱き合った。
美智子の豊満な乳房が
良明の厚い胸板で押しつぶされた。
「美智子の身体、きれいだよ」
「うれしい・・やさしく抱いてね」
しばらく二人は見つめ合い、
再び唇を重ねた。