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神の口笛

第10章 10


「良い子にしてたか?」

グレイはそう言ってエマの首筋にキスをし、大きな手で乳房をそっと包み込んだ。

「んぁっ……」

久しぶりの刺激に、背筋が反り上がっていく。


「ん?どうなんだ。」

先端の周囲を焦らすようにグレイの指が滑る。

「んぁっ……良い子に…してたよっ…ぁ…ん――」


「そうか。俺もお前のことだけを考えていた。」

エマはそれを聞くと、潤んだ瞳でグレイを見つめながらシャツを脱いだ。

「もっと…ここにも、キスしてほしい…」

美しく揺れる乳房に、桃色の乳首がぷくりと起き出している。


グレイは熱い舌をゆっくりと滑らせ、先端を口に含んだ。

「ひゃ…ぁん…っ」

背をのけぞらせてよがるエマを尻目に、いやらしい音を立てながら愛撫した。


軍服の中のペニスが反応する。

陽はすっかり沈み、暖炉の灯だけがあたたかに部屋を照らしていた。


器用に下着まですべて剝ぎ取られたエマは、恍惚とした表情でグレイを見た。

「グレイの…硬くなってる」

「…当然だろう、」

欲しくてたまらなかったのだから、という言葉を飲み込んだのは、エマがそこに手をやったからだった。


ゆっくりと手のひらを上下させ、優しく撫でられるとペニスは悦んでぐいぐいと反応した。

グレイの膝からおりたエマは慣れない手つきで黒いベルトを外し、チャックを引く。

「エマ…?」


熱い男根があらわれ、その先端をぺろりと舐めるとエマは頬を赤らめてグレイを見上げた。


グレイは急に起こった快感に思わず短い吐息を漏らし、手の甲で口を押えて耐えた。


無垢なエマの舌がいやらしく上下する…

よく濡れたそれはより一層の快感をもたらした。


小ぶりなエマの口にとてもすべては収まりきらないが、その愛撫だけでグレイは我を忘れてしまいそうなほど感じていた。

張り詰めたペニスは何度もびくりと膨張し、今にも果てそうだ。

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