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雨の降る夜は傍にいて…

第4章 台風12号MUIFA(ムイファ)

 30 舌に溺れる

「あん、ん、んあぁ…」
 そんな太腿を舐めている舌先のタッチが絶妙であり、撫で回してきている掌が溜まらなく心地よいのだ。

 わたしは9年前に還り、この禁断な過去のストッキングラブの快感に溺れていく…

 さっきの絶頂感の快感の余韻で全身の力は抜けて弛緩したみたくなっていて、更に、子宮が益々疼きを増してきていた。
 そして快感と興奮で全身が軽く汗ばみ、脚も自分の汗と浩司の舌先の愛撫によりしっとりと濡れている。
 するとその湿り気をストッキングのナイロン繊維が吸い取り、濡れ、肌により密着をし、まるで第二の肌の如くに更に一体化してきていた。
 それにより舌先の感触や、指先、掌の感触等がそのストッキングのナイロン繊維に微妙に伝わり、振動し、快感を増幅してくるのである。

「あ、あふうぅぅ、こ、浩司ぃ…」
 わたしは快感の余韻に痺れていた。
 そして更に浩司の舌先が太腿から股間へと伸び、掌も同時にしっとりと濡れそぼっている股間のマチ部分へと触れてくる。

「あん、んんっ…」
 わたしは9年振りのストッキングラブの絶頂感の快感の余韻で何も考えられなくなっていた。

 すると浩司はストッキングのウエスト部から手を差し入れてきて、やはりすっかりと濡れそぼって緩んでいるパンティに指先を掛け、捲り、アソコを剥き出しになるように、マチ部分をズラしてきたのである。
 そして手を引き抜く。
 つまりはアソコが露わになり、ストッキングの股間のマチ部分に直に密着したカタチになったのである。

「あんんっ」
 わたしは全身を震わせた。
 なぜならば、浩司はそんなパンティのマチ部分を捲って露わになったアソコをストッキングの上から舐めてきたからなのである。

 つまりはストッキング直穿きと同じになり、舌先により、ナイロン繊維のザラザラ感が快感を生んできたのだ。

「あっ、あ、あ、あぁぁ…」
 この9年振りのストッキングラブなナイロン繊維の快感に、舌先の快感に、わたしは昔にすっかりと還ってしまい、ストッキングラブなストッキングフェチの快感に、舌の快感に溺れていく。

 「あぁぁぁ…」

 その舌先の快感は堪らない快感であった…

 舌に溺れてしまっていた…


 


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