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雨の降る夜は傍にいて…

第5章 秋冷え…

 48 口唇愛撫

「う、ううん…」

 隣で寝ている浩司が寝返りを打つ。
 その時、わたしの脚に、彼の熱く、硬い肉の感触を感じたのだ。

 あっ、そうか、もしかしたら…

 昨夜、あまりにもわたしが一方的に激しく連続で絶頂感に陥って勝手に寝落ちしてしまったから、もしかすると彼は終わらずに寝ているのかもしれない…
 そう思った途端に、急に昨夜の快感が蘇ってきて、ザワザワと胸を騒つかせ、ウズウズと子宮が疼いてきたのである。

 わたしはそおっと手を彼の下半身へと伸ばしていく。

 あっ…
 彼の怒張は眠っているのにも係わらず、熱く、硬く、脈打っていたのだ。

 やっぱり、射精していないのかも…

 すると突然、疼いている子宮が命じてきた。

 浩司のモノをしゃぶれ…と。

 スッキリさせてあげろ…と。

 わたしはゆっくりと布団の中に潜っていき、彼の怒張を唇に含んでいく。

 ジュルッ、ジュボ、ジュル、ジュボ…

 怒張はかなり硬く、熱かった、そしてわたしの唇の中で脈打ってくる。

 ああ…
 愛する男のモノをしゃぶると、まるでその快感がわたし自身にも繫がっているかの様にリンクしてくる。

 愛しくて堪らない…

「…う、うん、あっ、お、おい…」
 すると浩司が目を醒まし、声を上げる。

 ジュル、ジュボ、ジュル、ジュボ…

「お、おい、ゆ、ゆり、う、うぅ…」 
 驚きと、快感の喘ぎを漏らしてきた。

 いいのよ、感じて、そしてスッキリと射精して…
 わたしはしゃぶりながら目でそう語り掛ける。

「あっ、ああ、うん…」
 想いが伝わったようで、彼は頷き、カラダを預けてきた。

 ジュル、ジュボ、ジュル、ジュボ…

 ジュル、ジュボ、ジュル、ジュボ…

 舌先を亀頭に絡めしゃぶり、指で根本を扱いていく。

「ああ、うぅ…」
 彼はしゃぶられるのが大好きであった。
 わたしの口の中で怒張がピクピクと小刻みに快感に震えてくる。

「あ、う、ゆ、ゆり…」
 そろそろ限界がきたようだ。
 彼の怒張が更に激しく、小刻みにプルプルと快感の震えが増してきてくる。

 ジュル、ジュボ、ジュル、ジュボ…
 唇のしゃぶりと、指先の扱きの動きを速めていく。

「あっ、うぅ、イク、で、射精るうっ」

 愉悦の喘ぎを漏らしながら、全身を強ばらせ、わたしの唇の中で爆発する…



 


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