願望アプリ
第1章 願望アプリ
《美晴、前髪切った? 》
「えっ? なんでわかったの?」
《今日はいつもより可愛いなって思って》
「……えっ……」
おかしいの、さっきアプリインストールしたばかりなのに、『今日はいつもより可愛い』だなんて……。
きっとランダムにそういう台詞が設定されてるんだろうけど、でもそれでも本人に言われたみたいでちょっと嬉しい。
「ふふっ、もうにやけちゃうから言わないで」
《照れてる美晴も可愛いよ》
「……っ……」
あーん、このアプリ、マジ最高!
この『中島くん』はあたしだけの中島くんなんだもんねっ。
あたしの願望をいっぱい『中島くん』に叶えてもらおっと!
「えっ? なんでわかったの?」
《今日はいつもより可愛いなって思って》
「……えっ……」
おかしいの、さっきアプリインストールしたばかりなのに、『今日はいつもより可愛い』だなんて……。
きっとランダムにそういう台詞が設定されてるんだろうけど、でもそれでも本人に言われたみたいでちょっと嬉しい。
「ふふっ、もうにやけちゃうから言わないで」
《照れてる美晴も可愛いよ》
「……っ……」
あーん、このアプリ、マジ最高!
この『中島くん』はあたしだけの中島くんなんだもんねっ。
あたしの願望をいっぱい『中島くん』に叶えてもらおっと!