
禁断の夏合宿
第2章 夏合宿スタート
「な、何バカなことを…」
思いがけない問いかけに
吉本は狼狽(うろた)えてしまった。
「あら、全然バカなことじゃないわ
女性が気になる男性のことを
聞いちゃおかしいかしら?」
暗がりでも妖艶な彼女の微笑みを感じた。
「お前はまだ高校生じゃないか
俺にしてみればまだまだ子供…」
そう言ってみたものの、
よくよく考えれば6歳ほどしか
違わない事に気づいた。
気づいてしまうと
生徒を女として意識せざるを得なかった。
「もう私…女よ」
この場合の女は、
すでに処女ではないことなのだと
鈍い吉本でも理解できた。
ほら、触って…
彼女は吉本の手を取ると、
自分の胸の膨らみへと導いた。
彼女はノーブラだった。
体操着の上からでも
手のひらに乳首の突起を感じることができた。
「よ、よしなさい!
先生をからかうものじゃない」
諭すつもりが声が震えて、
まったく説得力がなかった。
「揉んでもいいのよ…
いえ、舐めてもいいわ」
彼女は体操着の裾を胸元までたくしあげた。
月明かりの中に
真っ白な乳房が浮かび上がった。
腕や肩や足は日焼けで小麦色だが
水着に隠されている肌は透き通るようだった。
いい加減にしないか、
その言葉を発する口は、
あっという間に彼女の唇で塞がれた。
