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禁断の夏合宿

第2章 夏合宿スタート


夕食後、センター長の泉谷が
リクレーションを兼ねて
肝試しを用意してくれていた。

近くに神社があるので
賽銭箱の上に置いてある御札を
取ってくるという
たわいもないお遊びだった。

だがその神社にたどり着くには
墓地の中を歩いて
いかなければならないという。

生徒たちは面白がって、
やる気マンマンだった。

2人ひと組で
やろうということになったのだが、
部員が奇数なので
自然と一人が溢れてしまった。

「じゃあ、俺と行こうか」

吉本は部長の相川育美とペアを組んで
最終組でスタートした。

墓地に差し掛かると、
相川は女の子らしく
吉本の腕にしがみついてきた。

肘に当たる胸のふくらみが心地よかった。

「ねえ、先生…」

先生は怖くないんですか?という言葉を
期待したが予想を覆すような言葉が続いた。

「先生は…童貞ですか?」

この言葉には肝試し以上に
ヒヤリとさせられた。

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