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禁断の夏合宿

第9章 明日香と尚子


「明日香ったら大胆なのね」

明日香の行為を見ながら
有田尚子もトレーニングウェアを脱ぎ捨て
素っ裸でリクライニングチェアに腰掛けて
脚を広げて股間を指で弄り始めた。

自分の順番が来るまで
どうやら吉本と明日香の行為をおかずに
自慰を始めるつもりだ。


『私…こんな淫乱な女じゃないのよ…』

吉本に馬乗りになり、
上体を倒して小振りの乳房の中心の乳首を
吉本の口元に持っていきながら
明日香は自分でも驚くほど
淫らになっていると思った。

これも全て吉本が
明日香を女にした男に似ているせいだと思った。


忘れもしない、あれは中一の夏の事だった。

当時、明日香は市内にあるスイミングスクールに通っていた。
中学校の水泳部には入らず
スイミングスクールを選んだのは
先輩後輩の縦関係が煩わしかったからだ。

そのスクールで一学年上の
山本誠二という男と仲良くなった。
彼はユーモアに富んでいて、
彼とおしゃべりをすると
日頃の悩みなどどこかへ吹き飛んだ。

彼は実に綺麗なフォームでクロールを泳いだ。

「ねえ、どうしたらそんなに綺麗に泳げるの?」

明日香はフォームを直したくて
彼に思いきって尋ねてみた。

「個人レッスンしてあげようか?」

彼の提案に明日香は素直に応じた。

そしてスクールの帰りに彼の家に連れていかれた。
個人レッスンと言うからには
自宅にプールでもあるのかと思いきや
なんの変哲もない普通のマンションだった。


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