禁断の夏合宿
第2章 夏合宿スタート
出したい?ねえ、出したい?
そう言って彼女は頭を前後に振りだした。
何とも言えぬ快感が吉本を襲った。
このまま…このまま彼女を押し倒して…
そう思った瞬間、彼女は肉竿を吐き出した。
「あんまり遅くなると
みんなに疑われるから、今夜はここまでね」
蛇の生殺し…
まさしくこのことだと思った。
そんな殺生な…
睾丸の中では精子を発射させようと
製造が進んでいるというのに。
「さ、早く行きましょ」
彼女は何事もなかったかのように
衣服を整えると先に歩き出した。
「お、おい!相川!!」
急いで彼女を後ろから
羽交い締めにしたい衝動に駆られた。
「先生、合宿は始まったばかりよ、
ゆっくりと楽しみましょうよ」
彼女が小悪魔の妖しい笑みを浮かべたのだが、
月明かりが逆光のせいで
吉本はまったく気付かなかった。