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禁断の夏合宿

第7章 男としての意地


夕方5時ともなると
山間の合宿センターは山に日差しが遮られて
早くも夕闇が迫っていた。

「よしっ、今日はここまで!
みんな、よく頑張ったな」

プールから上がると
部員たちは次々と
プールサイドに仰向けになって 
ほぼグロッキー状態だった。

『これだけ疲れさせれば
部屋に戻れば爆睡して
俺の部屋に訪問できまい』

ハードな練習と夜のセックス回避…
まさしく一石二鳥というやつじゃないか

そういう吉本も
灼熱の日差しを浴び続けて
露出した肌がヒリヒリしていた。

『こりゃあ、湯船に浸かれないな…
シャワーですますか…』


夕食を終えて部屋に戻って
ほとんど水という冷たいシャワーで
体を清めた。

冷水シャワーのお陰で
クタクタの体ではあったが
頭がシャキッと冴えてくる。

頭が冴えると
不思議と股間も元気になってくるのだから
人間の体とは不思議なものだと
感じずにはいられなかった。


『さあ、この部屋を
訪問できるだけの体力が残っているかな?』

刻一刻と約束の時間が迫ってくる。

もし疲れて眠ってしまって訪問してこなければ
育美の部屋へ行って愛し合いたいなと思った。

そんなことを考えている矢先に
コンコン…と部屋のドアがノックされた。

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