テキストサイズ

中イキするまで犯され地獄に堕ちていく

第17章 【隣に住むおじさんの味が忘れられない】






「何年生だ?」と露骨に話を変えてきた。
「中2」と答えると何も返ってこない。
頭を掻いたり貧乏ゆすりしたりと落ち着きがない。




「ああいうの興味あるか?」




「え…?ないよ」




「そうか、男の子なら興味津々だと思うけどな」




「そう……なんですかね」




「オナニーはするだろ?」




え、何言ってんだろ、このおじさん。
テンパってる?見られたから?キモい人なのかな?
いつも優しいからわかんなかったけど。




「しません」




「触ったことないのか?自分の鏡で見たことも?」




「ないです」




「へぇ、今の子はオナニーも遅いのか?じゃ、勿論セックスもしたことないよな?」




「やめてください、赤ちゃん出来ちゃうじゃないですか」




「ハハハ、その知識はあるんだな」




「おじさんこそ、一人でコソコソあんなの観てエッチですね」




「この年になってもよ、抜かねぇとやってられねぇんだわ」




「え、おじさんって幾つ?」




「幾つに見える?」




何か、親戚の集まりの時にあるあるな会話じゃない?
これは、外しにかかる方が良いよね。
しかも若く言っておくのが大事。




「えーと、よんじゅう……さん?」




「ぶぶー!不正解、俺はこう見えて49だよ」




ヤバい、割と近い歳言っちゃった、危なっ。
見えなーい!と繰り返す。
え、四捨五入したら50歳!?
そう考えたら本当に若く見えるかも。




「ずっと一人?」




「ん〜?そうだな、若い頃に結婚もしてたけどな、別れてからはずっと一人かな」




何だか不思議。
あんなエッチなDVD観ててドン引きしたはずなのに、こうして話していると妙に落ち着く。
普段聞き慣れない男の人の声のトーンだからかな。
顔も覚えていない、面影すらない父親像を重ねて見ていたのかも知れない。




「毎日お母さんの手伝いしてるか?何か男手が要るんやったら言ってこいよ?遠慮はするな、おっちゃんが出来ることならいくらでも助けてあげるから」




気が付いたら泣いてて、ココアで押し流しても止まらなくておじさんを困らせた。
頭ポンポンされて久しぶりに温かい手に触れたみたいで胸がいっぱいになる。









ストーリーメニュー

TOPTOPへ