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いつかの君に感謝を

第2章 悪夢と葛藤

玲央「目は覚めた?」



また来た




私が高校生になった時からの新しい担当医。
時期医院長候補らしい



先生とは私が3・4歳の時までは一緒に遊んでたりしたらしいけど記憶はあまり残っていない



先生を優しいか優しくないかで聞かれたら優しいんだと思う。しかし、色で例えるなら青。冷たい。患者に対しては優しいが、患者以外の人には対応も塩で、冷たくあしらっている。これが本当のこの先生の性格だと私は思う



なにより、自分だって看護師さんを冷たくあしらっているくせに、私が冷たくあしらってもよく話しかけてくる意味のわからない人だ



私は先生から目線をそらした




玲央「呼吸安定しているから管とるよ」




そう言って先生は看護師を呼んで私の頭を固定させ人工呼吸器の管を抜き、酸素マスクをつけた



舞「ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...」



玲央「深呼吸」




舞「ゴホッ…スゥ…ゲホッ…ハァー…ゴホッスゥー…ハァ…」





玲央先生が肩を一定のリズムでポンポンとしてくれたおかげで呼吸を整えることが出来た





舞「ケホッ…ありケホッ……がとケホッゴホッ」




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