無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

そろそろ10秒経ったかな。正確には30秒近く経ったと思うけど……苦笑


湊｢10秒経ったよ、そろそろ始めよっか〜｣


湊はそのまま美桜を抱っこして隣の処置用のベットへと移した


「…………まって」


湊が美桜をベットに寝かせると美桜は待ってと言った


｢どうしたの〜？｣

湊が美桜の顔を見て聞くと小さな声で話し始めた


｢し……しろくま｣


シロクマ？

あ〜みおのお気に入りのぬいぐるみか！


美桜は栄養剤の治療の時はいつもぬいぐるみを抱きしめていたり、小さい頃からぬいぐるみは心の拠り所みたいな感じだったからな〜


このぬいぐるみがあれば美桜頑張ってくれるかな


「美桜のくまさんね〜、ちょっと待っててね〜」


いつも美桜は130cmぐらいの大きめのモフモフのシロクマのぬいぐるみをベットに置いている


俺はそれを大事に美桜の所まで運んだ


「どうぞ〜」

美桜は俺からぬいぐるみを貰うとすぐに抱きついた

まったく可愛いな〜笑


中学2年生とはこの状況を見て絶対思えない笑